結婚して生活そのものは大きく変わっていないけれど、
先月の入籍をきっかけに自分の中でひとつだけ、はっきり変わったことがある。
それは、妻のマイペースなところに対して、前よりずっとやさしく向き合えるようになったこと。
以前なら少しイライラしていたようなことも、気づけば「この人らしくていいな」と感じることが増えた。
出かける支度に時間がかかるところ
うちの妻は、出かける前の準備にとても時間をかけるタイプだ。
服を選ぶのもじっくり悩むし、髪型やメイクも丁寧に整える。
家を出るまでの時間は、決して短くはない。
同棲していた頃は、そのゆっくりさに少し戸惑うこともあった。
「もうちょっと早くならんかな」
と心の中で思うことも少なくなかった。
でも結婚してからは、ふとした瞬間にその感覚が変わった。
準備に時間をかける妻を見ていると、
「こうやって自分の時間を大事にしてるんやな」
と感じることが増えたし、
そのペースが家全体の空気をゆったりさせてくれているようにも思える。
ご飯の片付けをしないところも、今は愛しい
もうひとつ変わったのは、食後の片付けだ。
以前は「片付けしてくれたらいいのに」と少しモヤっとすることもあったけれど、
最近はそれも気にならなくなった。
むしろ、そのままの状態があることで、
「今日はこのままでもいいかな」
と、ゆったりした気持ちになれることもある。
片付けが遅いとか、家事が完璧じゃないとかではなく、
そのままの姿そのものが“家のリズム”になっているように感じる。
結婚で変わったのは相手ではなく、自分の見方
結婚して変わったのは、決して妻のほうではなく、
自分のほうだったのだと思う。
相手の行動に対して「こうしてほしい」と思う気持ちよりも、
「このままの方がこの人らしい」と受け入れる気持ちのほうが強くなった。
一緒に生きていくと決めたことで、
相手のペースを自然に受け止められるようになったのだろう。
そして、その変化は、自分自身の心をとても穏やかにしてくれる。
小さな欠点も、愛おしい日常に
支度に時間がかかることも、片付けが遅いことも、
以前はイライラの種だった。
でも今は、それも含めて愛おしい日常になった。
結婚して初めて気づくことって、たくさんある。
人の性格やクセを直そうとするよりも、
そのまま受け入れて一緒に過ごすことで、生活がぐっと心地よくなる瞬間があるんやなと思う。
こういう小さな変化こそ、
結婚生活のあたたかさや安心感につながっているんだろう。
まとめ
結婚してみて思うのは、
相手を変えようとするよりも、
そのままの姿を受け入れて一緒に過ごすほうが、ずっと心地いいということ。
支度に時間がかかるところも、ご飯の片付けをしないところも、
昔はイライラの種だったけれど、
今では「この人らしいな」と愛おしく思える。
結婚って、相手のために何かをしてあげるだけじゃなくて、
お互いのペースをそっと受け止められるようになる時間なんだなと感じる。
こうして少しずつ、毎日の小さな瞬間が愛おしい日常になっていくんだろうな。
